一生ダイエッター宣言!えれなのダイエット日記

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宙組「エリザベート」感想

先日、宙組の「エリザベート」を観劇して参りました。

www.nikkansports.com

(2016年9月30日13:30の回、2階A席下手)

 

これまでも宝塚のエリザベート東宝エリザベート、ウィーン・オリジナルのエリザベートとたくさん観劇してきましたので、ストーリーなどは分かっているのですが、毎回とても新鮮な気持ちで観ることのできる作品です。

 

ストーリーはこちら

エリザベート (ミュージカル) - Wikipedia

 

 

宝塚で花組以外を観るのは久しぶりでした。

宙組さんはいつ以来?ってくらいなので、もちろんトップになったまぁ様(朝夏まなとさん)を拝見するのも初めてなので楽しみにしていました。

 

  

スタイリッシュなトート閣下

http://kageki.hankyu.co.jp/revue/2016/elisabeth/cpl73a0000015i86-img/cpl73a0000015ibm.jpg

ギャラリー | 宙組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

 

公演を観る前から「すごいスタイリッシュなトートだなぁ」という印象でした。

前職(前世?)はパリコレのモデルしてましたけど?みたいな雰囲気w

というのもトート様はレザーが多くてラインを強調するお衣裳が多かったのでスタイリッシュな印象を受けたのだと思います。

それとお衣裳に合わせたようにストレートの髪。サラサラ。トリートメントどこの使ってんの?って喉まで出かけるくらいです。きっと前職(前世)でシャンプーのCMもされていたのでしょう(妄想)。

でもまったく違和感がなくて動きに合わせて動いてとても綺麗でした。

 

お衣裳に関して公演プログラムにデザインなどのお話が全く載っていなかったので残念です。前はデザイン画が公開されてたのですけどね。今回のお衣裳はかなり斬新だったのでもっと解説が欲しかったです。

 

 

意外?優しいまぁさまトート閣下

トートはシシィに寄り添っていたり突き放したりしますが、これまではシシィのことも思っているのだけど、自分の感情を優先させているように感じました。

まぁ様トート閣下はどんなときでもシシィを思いやっていていつでも見守っている、そんな優しい大きな愛を感じました。自分から傷つける行為をしながらもシシィが悲しそうにしているのを自分のことのように辛そうな表情で見守っていたり、すぐにでも抱きしめそうな勢いでハラハラとして見つめていたり、ためらった指先に切なさを抱えたトート閣下の優しさに愛の深さを感じました。

まぁさまトートはクールな印象のビジュアルからは想像がつかないほど心優しいトート閣下でした。最後の昇天のシーンが二人とも良かったね!と心から言える、そんなトートとシシィでした。

 

 

歌・ビジュアル・芝居、文句なしのシシィ

宝塚版「エリザベート」はタイトルロールであるにも関わらず主役はトートです。

男役トップスターを主役にするため、エリザベートを愛する死・トートを主役にして作られた作品です。

そうはいってもやはり物語の芯であるエリザベート役がイマイチではどんなにかっこいいトートでもその良さが際立ちません。デュエットや二人のシーンが多いですし、なんといっても本来の主役なのです。

 

娘役トップの実咲凛音さんは最近スカステで見た程度でよく知らなかったのですが、歌も芝居もしっかりしていて観ていて不安になる要素がなかったです。

美貌の后妃役に相応しく美しい少女時代から晩年までを演じてらっしゃいました。特に少女時代はおてんばっぷりが可愛らしかったです。

 

ヴィンティッシュ嬢とのシーンは大人になって孤独の中にいるシシィの場面です。

シシィとヴィンティッシュ嬢の扇を交換するのは東宝の演出を取り入れたのでしょうか。精神病院に入院させられている不自由な彼女に自分を重ねているのが分かりやすくなって、シシィの悲しみの色が濃く感じられます。自分を呪うかのように絞り出される歌声が切なさを誘います。

 

 

 

 

正統派美男子フランツ・ヨーゼフ

フランツ役の真風涼帆さん、イケメンというより正統派美男子とお呼びしたいスラーっとした品のあるカッコよさでした。うーん、こんなに美形だったらついフラーっと結婚しちゃいますね、しかも皇帝。(※シシィに拒否権はありません)

ミュージカルでは若い頃はマザコンで頼りなく、壮年期は頑固になっていいところがないフランツですが、実際は贅沢はせず真面目で堅実、毎日朝早くから夜まで執務をこなす市民に愛される皇帝だったようです。当時のウィーン市民はシシィのことは嫌ってましたが(いつも外国にいて贅沢だから)皇帝は真面目で勤勉で市民に愛されていたのだそう。

シシィのことも外国にいる間もずっと毎日のように手紙を出して、本当にシシィのことを愛していたのですね。そういうフランツが霊廟(オリジナルではオペラ)のシーンに出ていて、あの必死にエリザベートへの愛を述べるフランツが愛おしいです。

 

 

一番の難役を演じきった愛月ルキーニ

トップさんばりに出ずっぱりで、狂言回しでもあり色んな場面に出演、小物も多いので、とにかく歌って手を動かして、と忙しい役。観ていて「大変だなぁ」と思う役ですので器用にそつなくこなしてくれると嬉しくなります。

愛月ひかるさんのルキーニ、すらっと長身で動きに切れがあって観ていて気持ちのいいルキーニさんでした。エプロンを巻く仕草とかがいちいちカッコよくてずーっと見ていたくなります。

 

二幕の最初に客席いじり(主にOG)があってアドリブが入るのですが、この回は

「♬ちゃっ、ちゃらっちゃ~、ちゃっちゃら~♪」

と歌い始めて、ん?と思ってたら、

「ビールが飲みてーなぁ!あ、そこにいるのは檀れいさんじゃありませんか!」

さっきの歌は金麦のCMの音楽ね!ご一緒に及川光博さんもご観劇だったようです。

 

最後のシーンは本来の暗殺者の姿。

トート閣下からナイフを受け取ると目がランランとしてイキイキしてきます。シシィに向き合うときもためらいがなく清々しさがあります。観客としては「やめてー、まだ黄泉の国に連れてかないでー、終わっちゃうの嫌ー」という気持ちもスパっと切ってくれます。

彼はミュージカルの冒頭でも言っていますが、本当に偉い立場の人なら誰でも良かった(予定していた人が来なかった為)そうなのですが、シシィを刺してしまったために後世まで暗殺者として語り継がれ、ミュージカルで沢山の仕事を任されてしまうという、まさに亡くなって何年たっても煉獄から釈放されてないのかもしれません。

 

 

 

エリザベートを観るのは昨年の東宝エリザ以来、今年は花組優先で行かなかったのですが、東宝エリザはキャストの大幅な再編成と新演出がありました。それを受けて宝塚版はどうなるのかと思っていたけど、大きな変更はなく宝塚らしい保守的なエリザベートでした。

 

オリジナルよりな東宝も好きなのですが、軸をトートとシシィの愛においた宝塚版の方が夢夢しくて現実の辛さを忘れたままいられます。宝塚にはリアリティより夢を求めて行くのですから過激な表現よりもオブラートに包んだ表現の方が、ときに安心して観ることが出来るのです。

娼館のおねえさん方も東宝版ではかなりセクシーな衣装でマダム・ヴォルフはTバック!という刺激的な衣装だったので、宝塚版の可愛らしいバレリーナ娼婦さんたちが本当に安心して観れます。子供さんや若いお嬢さん(まれに男子)が一緒でも大丈夫なのが宝塚だと思うので、この辺は変えないでほしいと思います。

 

娼館のシーンといえば、マデレーネの方がとても綺麗でした。怪しく魅惑的であれなら皇帝も落ちるわね、って納得の美しさでした。

マダム・ヴォルフは宝塚では本当は若い女性が演じるので現役感がバリバリ出ていますね。ルキーニとの絡みもドキっとするほどセクシーでした。

 

役替わりのルドルフ皇太子は、2パターン目の蒼羽りくさん。

弱々しいルドルフで可哀そうになってしまう感じでした。あんなに異次元感バリバリのトート閣下が小さい頃からの友達(しかも10年位会ってないだろうに)として懐いているのが不憫でたまらなさを感じるルドルフでした。

エルマー役の人も良かったので、全パターンを観たかったなあと思いました。

凄いチケット難なので1回観劇できただけでもラッキーなんですけどね。

今回譲って頂いたお席は2階だったのであまり期待しないで行ったのですが、障害の全くないとても見やすい良席で、そのうえ1幕ラストの銀橋のトート閣下の視線のくるミラクル席でした!たぶん東京はあの辺を毎回見てると思われます。

 

わたくしは宝塚という沼に2度目にまたはまり込んでいる最中なので、最近の宝塚を詳しく知らない部分があったのですが、スカステで宙組さんの公演のお話を聞くことができたこともあって全く知らない割には楽しめました。宙組さんの雰囲気とかも伝わってきました。(入って良かった!と改めて思いましたよー)

 

 

エリザベートは何度も観たくなる独自の世界観のある作品ですが、大作ゆえに退団を意識させてしまっている気がします。

今回の宙組はポスターの時点で現代っぽさが入ってくるのかと思ったのですが、初演の頃に近いものを感じました。まぁ様トートは見た目は俺様っぽいのに中身は本当に繊細なトート様で乙女心(実年齢は関係ないw)をキュンキュンさせてくれます。いやーハマりそうな勢いで素敵でした。

 

元々ミュージカル好きだった私がもっと大好きになった作品、エリザベート

今の宙組のカラーで最高のエリザベートを観れて良かったです。

何度でも観たい!

千秋楽まであと少しですが、このまま駆け抜けて頂きたいと思います。

 

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