アロマテラピーというと女性の趣味というイメージがあるかもしれません。 あるいはハイソな素敵女子の嗜み的なイメージでしょうか。
しかしアロマテラピーはそんなイメージで取り入れないのは惜しいくらいの効果があります。 薬と違い研究論文やデータは少ないですが、効果があることはかなり実証されています。
アロマテラピー検定1級所持10年以上で不眠傾向のある筆者が、これまでアロマテラピーで得られた効果のあったものをご紹介致します。
不眠や安眠に効果のあるアロマオイル6選
他にも不眠に効果のあるエッセンシャルオイルはありますが、高価なものは避けて手に入りやすいポピュラーなものをご紹介します。
ラベンダー
ラベンダーの花から抽出される精油です。 バランスを失った心身の状態を改善し、健康な状態へ戻すための力になります。うつやパニックになった心を和らげ回復させてくれます。様々な症状に効き、万能精油と呼ばれています。
スイートオレンジ
オレンジの皮から抽出される精油です。フレッシュな甘く爽やかな香りがします。 不安や緊張、ストレスを払い去り、身体と心を温めて元気付けてくれます。
カモミール・ローマン
カモミールローマンというキク科の多年草の花から抽出される精油です。青りんごのようなフルーティーな香りがします。 ストレスや不安、緊張などで苛立つ心を落ち着かせリラックスさせる沈静作用があります。
クラリセージ
多年生のハーブであるクラリセージの花から抽出される精油です。草の青っぽさよりもやや甘さを感じる香りがします。 ホルモンバランスを整え、女性特有の不調や症状を和らげてくれます。
マンダリン
日本名ぽんかん。バレンシアオレンジに似た爽やかで甘い香りがする精油です。 疲れた心を明るく元気にする効果が期待できます。不安やイライラで眠れないときなどに有効です。
オレンジ・みかん系はフレッシュで爽やかな特徴で、種類ごとに少しテイストが違います。香りを嗅いでみて心地よく感じるものを選ぶと良いでしょう。
ゼラニウム
ゼラニウムという常緑の多年草から抽出されます。ローズに似た香りもつことで、「ローズゼラニウム」の別名を 落ち込みを和らげて気持ちを安定させてくれます。またホルモンバランスを整えて女性特有の症状(PMSなど)に有効です。
不眠にも不安にも効くアロマブレンド
これまで試した中で私の一番のお気に入りとなったアロマブレンドをご紹介します。使うエッセンシャルオイルはどちらもとってもポピュラーなもので、単品で使ってもメンタルの不調に効くものですが、ブレンドすることで更に香りが楽しめます。
2つのエッセンシャルオイルをブレンドすることで、良いところを引き立てあい、マイナス部分はカバーしてくれます。
- ラベンダー 3滴
- スイートオレンジ 2滴
アロマライトにこの2種類のアロマオイルを落として温め香りを拡散させます。
ラベンダーは不眠に効くアロマオイルとして有名ですが、単独では薬草くさくてあまり香りが好きではないという人も多いです。
スイートオレンジは食品で馴染みがあるからか割と万人受けするオイルです。エネルギーの滞りを解消してリラックスさせてくれる香りですが、食欲増進の効果もあるので夜寝る前に食欲が活発になりすぎるのも困ります。
好きではない香りを効能のために使うのはお勧めできませんが、ブレンドすると苦手だったのにいい香りだと感じることも多々ありますので、ラベンダーの青っぽい香りが苦手だという方はぜひこのブレンドを試して頂きたいです。 オレンジの甘い爽やかな香りとブレンドされて、爽やかな花の香りのようで、ツーンとする感じが和らぎ甘い優しい香りとなります。
アロマライトは火を使わないので手軽に生活に取り入れやすいアイテムです。 オレンジ色のライトのものが多いので眠る前の間接照明としてもお勧めです。
もっと手軽に!アロマテラピー体験のススメ
わざわざ器具を買わなくても試せる初めての方にお勧めのアロマテラピーの方法を2つご紹介します。
1・マグカップを使って
マグカップの8分目くらいまでお湯をいれる。アロマオイルを1~2滴垂らします。 立ち上る香りに鼻を近付け深呼吸します。 冬場の乾燥した時期には簡易アロマスチーマーとして活躍します。ベッドサイドなどに置く場合は倒さないように注意が必要です。 カップは金属製のものを避けます。
2・ティッシュに垂らす
そのまんまですが、ティッシュにアロマオイルを1~2滴たらします。 立ち上る香りに鼻を近付けて深呼吸します。アロマオイルのついたティッシュに直接肌が触れないように注意します。 簡単で場所をとらず、後片付けもティッシュを捨てるだけと超簡単。しかもゴミ箱に捨ててももほのかにいい香りがします。夏場にアロマライトをつけると暑いとき、ティッシュに垂らしてベッドサイドに置いたりしています。
まとめ
アロマテラピーは難しくない!です。
教科書的な「これにはコレ」といったガイドはありますが、自分の好みの方が教科書通りの効能でないこともありますので、とにかく自分の「好き・心地良い」を基準にリラックスできる香りを選んでみてください。